博報堂コンサルティングで活躍するメンバーを、
アソシエイトからプロジェクトマネジャーまで、一部ご紹介します。
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CONSULTANT
三島 由衣
CONSULTANT
三島 由衣
プロフィール
慶應義塾大学理工学部管理工学科卒業後、2020年に新卒で博報堂コンサルティングに入社。入社後は、BtoB/BtoC問わず多様な業種のクライアントを対象に、パーパス/企業理念策定、採用力強化に向けたコーポレートブランディング、事業・商品ブランド調査と戦略立案、新規事業立ち上げ支援等、幅広いテーマのプロジェクトに従事。
――現在のお立場や仕事内容を教えてください
新卒で入社して、4年目の春からコンサルタントとしてプロジェクト推進を担っています。コンサルタントまでは基本的にひとつのプロジェクトの選任となるので、プロジェクトメンバーと頻繁にコミュニケーションを取りながら、関係者の調整やデスクリサーチ、資料作成等を行います。大きな意思決定の際にはマネージャーにも相談しながら、クライアントとの打ち合わせに向けて準備を進めます。
プロジェクト期間はさまざまで、2カ月程度のライトなものから、今私が携わっているような1年以上かかる大規模プロジェクトまでありますが、どんなプロジェクトでもとにかく学ぶことが多く、飽きるということは全くありません。
社会人4年目にして日本を代表する大企業の執行役の方々にプレゼンを行ったり、議論を取りまとめたりすることも多く、改めて考えると、本当に贅沢な成長機会をいただいていると思います。若手のうちからどんどん前に出ていくことができるのは、小規模な会社だからこその醍醐味かも知れません。
――博報堂コンサルティングに入社を決めたきっかけや決め手はなんでしたか
博報堂コンサルティングとの出会いは、大学3年生のときに参加した夏のインターンシップです。私はもともと理系ということもあり、数字を使いながら問題を筋道立てて解くことが好きだったので、就活時にはコンサルティングファームもいくつか見ていました。そのうち多くが効率などを重視する中、博報堂コンサルティングは「右脳」や「感性」を大事にする珍しい会社であり、初めて知ったときから何とも言えないワクワク感を感じていました。
実際にインターンシップに参加してみると、なんと刺激的で楽しいこと!!ワークの内容や、同じチームの学生との議論が非常に有意義だったのはもちろん、業務の合間を縫ってアドバイスに来てくださる社員の方々が皆誇りをもって仕事を楽しんでいる感じで雰囲気がとても良かったことも、この会社に惹かれる大きなポイントでした。このインターンシップを通じて、社風や業務内容の理解が深まり、素直に「ここで一緒に働きたい」と感じたことが、入社の決め手になったと思います。
今は、社員の立場としてインターンシップの企画・運営に携わっていますが、学生の皆さんにも、私が感じたような当社の魅力を実感していただけるよう、工夫していきたいと思います。
――入社後に実感した、博報堂コンサルティングの特長は何ですか
ブランドを軸としたテーマの幅広さは、他社にはない特長だと思います。コストカットや企業再建、業務効率化など、どちらかというと「マイナスからゼロ」を扱うコンサルティングファームは多いと思いますが、当社はパーパス策定やCI刷新、リブラインディングなど「ゼロからプラス」を扱うことも多く、企業の内部にいてもなかなか発足しない、発足しても関われないようなプロジェクトの実績を多数有する、稀有な会社かも知れません。
また、当社では担当するクライアントや業界が決められているということもありません。もちろん、マネージャーにはそれぞれの得意領域があり、入ってみたいプロジェクトテーマ等の希望も出せるのですが、プロジェクトごとに新たにメンバーを組成するため、業務や知識が必要以上に固定されてしまわないという点も、働くうえでの良いポイントだと感じています。
――働き方や育成方針について教えてください
働き方の自由度が非常に高いです。プロジェクトスケジュールにもよりますが、基本的には働く時間も場所も固定されておらず、朝型派/夜型派、出社派/テレワーク派など、自分のスタイルに合わせて仕事をすることができます。自己管理が得意な方に向いている働き方だと思います。また、柔軟な考え方を持った人が多く、職場の雰囲気がとてもフランクで皆の仲が良いので、互いの状況を理解し、尊重し合える環境です。
育成については、入社して最初の1カ月間、テーマごとに濃密な研修が用意されているほか、業務後に実施されるマーケティング/ブランディング研修等もあり、こちらは中途入社された方も一緒に受けることがあります。その他、定期的な面談やキャリア相談の機会もあり、適度にフォーマット化された研修等がありながら、自分の意思が反映されやすい体制にもなっていると思います。
――最後に、博報堂コンサルティングに興味を持っている方へのメッセージをお願いします
「右脳と左脳」「論理と感性」「ロマンとソロバン」「生活者発想」。このあたりのキーワードを聞いて、少しでもワクワクを感じてくださった方には、ぜひ当社をもっと知ってほしいと思います。日頃から、身近な何かに疑問を持ったり、その理由や原因を考えたり、それを人と話したりすることが楽しいと思える方は、きっと当社の仕事も楽しいと思えるのではないでしょうか。
ここまで読んで一緒に働きたいと思ってくださったそこのあなた!私も一緒に働きたいです!
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CONSULTANT
小野 朋子
CONSULTANT
小野 朋子
プロフィール
慶應義塾大学文学部美学美術史専攻を卒業後、商社系のブランドマーケティング会社を経て博報堂コンサルティングに中途入社。博報堂コンサルティング参画後は、グローバル企業のパーパス策定プロジェクト、国内大手企業のクレド開発プロジェクトなどに携わる。
――これまでのご経歴と、博報堂コンサルティング入社のきっかけを教えてください
私は中途入社で、以前は商社系のブランドマーケティング会社で働いていました。博報堂コンサルティングに入社して2年になります。
転職のきっかけの一つとして、論理的思考力を強化し、今後のキャリア形成の上での武器を増やしたいという思いがありました。 これまでの自分を振り返ると、大学では美学美術史を専攻していたことや、前職では時代性やカルチャー含む広義でのファッションを軸としたマーケティング業務に携わっていたことで、論理か感性かで言えばかなり感性寄りの人間であると感じていました。 もちろん感性面をとことん磨いていくという選択肢もありますが、その時の私にとって、もう一段クライアントへの提供価値を高めるにはどうすればよいか?の解として一番に挙げられるのが、論理面の強化でした。
そんな時に、博報堂コンサルティングのホームページで「論理に溺れるな、感性に逃げるな」というコピーを見つけました。自分が目指している方向性とあまりに合致していて驚いたことを覚えています。どちらか片方だけではなく、コンサル的論理的思考力と、「博報堂」の生活者発想を起点とした最前線のクリエイティビティの両方を最適なバランスでかけ合わせながらクライアントにとっての最適解を提供しているのだろうと想像すると、この環境なら、これまで自分が培ってきたスキルを活かしながら成長できるだろうと確信し、入社を決めました。
――入社後に実感した、博報堂コンサルティングならではの良さはなんですか
入社してみると、まず博報堂のグループ力を一番に感じました。生活総研からの情報発信や、市場の兆候をテーマとして取り上げたセミナー案内など博報堂が持つナレッジはグループ内に惜しみなく共有されます。こうしたことも、論理と感性の両立を下支えしているのだと実感しました。
また、弊社の強みは、風通しよく建設的な議論ができるところです。常にクライアントの期待に応え続けることはとても難しいことです。しかし、だからこそ、クライアントとっての最適解の導出めがけて一丸となり、チームメンバーと職位関係なくフラットに議論できる雰囲気づくりを大切にしています。
――働き方やアサインメントはどのようになっていますか
私が今携わっているプロジェクトは大規模なものなので、マネジャー、私を含むコンサルタント3名、アソシエイト1名の5名体制です。通常のチーム編成は、マネジャー、コンサルタント、アソシエイトが各1名ずつの3名程度の体制となることが多いです。
マネジャーはプロジェクト全体の責任者で、クオリティコントロールも含め大きな方向性の判断や、必要に応じて舵を切ることが役割です。コンサルタントは、プロジェクトの実務責任者です。スケジュールを管理しながら実際にプロジェクトを推進し、クライアントと折衝するのもコンサルタントの仕事です。アソシエイトは、その中でやらなければならないことをリストアップしながら、実際に作業を進めていく役割です。
プロジェクトへのアサインは、社長と取締役が一括して管理・調整しています。私たちは年に2回のフィードバック面談で自らの取組テーマや目標、それに対する成果を話しつつ、「次はこういうことをやってみたい」「将来的にはこうなりたい」などの希望を伝えることができます。新規プロジェクトが立ち上がると、社長がその希望も考慮しながら配置を検討してくれます。
アサインされる期間は、プロジェクトの規模や内容によりさまざまです。私は入社後2年間で4本のプロジェクトを経験しましたが、プロジェクトによって2~3か月で終わるものもあれば、1年以上かかるものもあります。
――ご自身の今後の展望について教えてください
私には今4歳の娘がいます。家族とも仕事仲間ともうまくコミュニケーションをとり、自分で意思を持って切り盛りしていく必要がありますが、そのバランスをとるのがなかなか難しく、奮闘する毎日です。そのような中で、今後、若手メンバーを中心にライフステージが変わり、彼らが色々な選択肢の中で結婚や子どもを持つことを考えたときに、それぞれにとって丁度良いワークライフバランスを実現できる環境であるべきだと強く思っています。
今の私は、朝9時頃始業し18時に一度仕事を終えて、18時から22時を育児時間とさせていただいています。この時間に家族で夕飯を食べ、お風呂に入り、子どもを寝かしつけます。そして、22時からまた仕事に戻ります。寝る時間は繁忙状況によってまちまちです。
こうした働き方にも理解のある社風ですし、当社は裁量労働制なので、それをうまく活用し、いかに自分のライフスタイルとのバランスをとりながらメリハリをつけて効率的に動けるか模索中です。まだ業務上の自らの課題も多いので、それらに向き合い乗り越えながらも、「無理なく育児と両立できるコンサルタントの形」を少しでも若手メンバーに示せるようになれれば嬉しいなと思っています。
――最後に、博報堂コンサルティングに興味を持っている方へのメッセージをお願いします
博報堂コンサルティングは、手掛けるプロジェクトの内容はもちろん、風通し良く建設的な議論ができる風土なども合わさり、非常に得るものが多い環境です。そのような環境でファーストキャリアを築けるのはとても有意義だと思いますので、ぜひご自身のキャリアにとってプラスとなる選択をしていただけたらと思います。
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ASSOCIATE
鈴木 俊太朗
ASSOCIATE
鈴木 俊太朗
プロフィール
慶応義塾大学卒業後、2022年に新卒で博報堂コンサルティングに入社。入社後は、BtoB/BtoC企業の長期経営計画策定からインナーブランディングまで多様なプロジェクトに従事。
――博報堂コンサルティングに入社したきっかけや決め手は
僕は学生時代、演劇をやっていました。また、大学ではサービスデザインを専攻していました。どちらも人の価値観や感情を大切にしながら作品やサービスを作るという点に非常に魅力を感じていたので、社会人になっても人を起点にビジネスに関わりたいと思い、サービス企画やマーケティングの仕事を志望していました。そんな中、博報堂コンサルティングを知り、インターンに参加したのですが、そこで感じた2つのことが大きな決め手となりました。
ひとつは、マーケティング戦略だけでなく経営戦略まで、幅広い領域に携われそうだということ。もうひとつは、いわゆる生活者発想のような右脳的な部分と、数字やデータをベースに考えるという左脳的な部分の両方を持ち合わせた会社だということ。
もともと僕が興味を持っていたのは感性などの右脳的な部分が中心でしたが、このインターンを通じて「数字やデータも扱えなければ、本当に意味のある、成果の出る事業をつくることはできない」という気付きを得たこともあり、この会社なら、まさに自分がやりたいことができるのではないかと思って入社を決めました。
実際に入社してみると、その点は思った通りでしたが、実はマネージャーごとに少しずつ得意な領域が違っていたりします。右脳的なアプローチが強い人もいれば、左脳的なアプローチが得意な人もいる。なので、プロジェクトによって求められる色が少しずつ違ってきて、さらに面白いと感じています。
――現在の仕事内容について教えてください
入社すると、最初の1年はアナリストとして働きます。アナリストは、基本的にOJTで固定のマネージャーの下について、そのマネージャーが持っている色々なプロジェクトにアサインされ、議事録作成やデスクリサーチなどを担当しながら学んでいく期間です。ついてくれるマネージャーは半年で交代するので、本当に様々なプロジェクトを経験することができます。僕もこの一年で、メーカーの流通戦略からSIerの経営計画策定、パーパス策定、そしてインナーブランディングまで幅広く携わらせてもらいました。
中でも入社して最初に携わったメーカーの流通戦略の案件は、とても印象に残っています。最初だということもあり、本当に何もできなかったんです。トレーニングを兼ねて、マネージャーから「これを渡すから示唆を出してみよう」と資料を渡されて、何もわからない中手探りでやりました。もちろん、マネージャーもできないことはわかっているので、毎日きちんとレビューをしてくれて、週に一度は1on1ミーティングをしてくれて、その中で思考のプロセスを教えてくれました。それを1カ月ほどやって、最後にはクライアントに出せる資料を書くことができたんです。これを通じて、「コンサルタントとして考えるとは、こういうことなのか」というのがわかっていきました。本当に大変でしたが、今でも仕事における基本的な考え方の拠り所になっている、大事な経験です。
――社内の雰囲気はどうですか
コミュニケーションをとても大事にする会社で、フランクな雰囲気だと思います。1on1ミーティングは定期的に行われているし、プライベートでも近くに住んでいる若手社員同士で遊びに出かけたり、先輩が飲みに連れて行ってくれたりする機会も多くあります。僕の入社時はコロナ禍でテレワーク中心でしたが、出社すると先輩たちが積極的にランチに連れて行ってくれるなど気を遣ってくれていました。
また、「長時間働くことはバリューではなく、短時間でも成果を出すことが大切」という思想がみんなにあるので、そういう意味ではワークライフバランスもとりやすい環境だと思います。とはいえ、日々の生活の色々な面が仕事に生きると思うし、やはり仕事が好きな人が多いので、ポジティブな意味で完全に切り分けているわけではない印象があります。
――今後の目標を教えてください
新人研修の最初の頃に、「自分たちはプロフェッショナルである」と繰り返し伝えられました。プロフェッショナルとは、相手の期待を少しでも超えて、相手を少しでも感動させられるというのが一つの要素だと思います。そういう意味では、僕はまだ、相手の期待に応えられていないと痛感する瞬間も多いので、クライアントや上司・先輩に深い気づきを与え、相手の期待を超えられる仕事がしたいです。そして、プロフェッショナルとして、価値ある企業・事業の構築を支援できるコンサルタントになりたいと思っています。
――最後に、博報堂コンサルティングに興味を持っている方へのメッセージをお願いします
この会社では、考えるテーマが色々あります。経営戦略もあれば、生活者意識もあるし、技術の潮流のようなものもある。そういう多岐にわたる分野について知り、それはどういうことなんだろう、と考えて、そこからさらに自分の視野を広げていくことが、この会社ではできると思います。そんな仕事を面白そうと思える柔軟性と好奇心がある方は、ぜひ一緒に働けたらいいなと思います。
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SENIOR MANAGER
宮本 祐也
SENIOR MANAGER
宮本 祐也
プロフィール
国際基督教大学教養学部卒業。前職の総合コンサルティングファームでは、主に金融機関、製造業、教育サービス業を対象に、業務・組織改革、業務プロセス標準化、シェアードサービスセンター構築等のプロジェクトに従事。
博報堂コンサルティング入社後は、BtoB、BtoC問わず幅広いクライアントを対象に、パーパス・ビジョン策定、新規事業ドメインの策定、事業成長戦略の立案、新規事業推進室の立ち上げ、製品ローンチに伴う営業・マーケティング機能アウトソーシング、事業立ち上げに伴うCOO補佐等に従事。戦略立案だけでなく、その具現化に至る実行支援まで一気通貫で支援することを強みとしている。――ご経歴と現在のお仕事について教えてください
シニアマネジャーとして様々なクライアントへの提案活動と、獲得したプロジェクトの推進をしています。プロジェクトは同時期に2~3件稼働していることが多く、 1つのプロジェクトにはコンサルタント1名とアソシエイト1~2名がつき、私が全体をリードしています。また、マネジメントとして社内の育成・研修の企画や推進も行っています。
私は中途入社なのですが、実は前職の総合ファームに入社する前から博報堂コンサルティングのことが気になっていました。今日的にはビジネスの中心は企業から生活者にシフトしつつありますが、 マーケティングやブランディングはまさに生活者を中心に据える考え方であり、それを専門としているファームはあまりなかったからです。
総合ファームでは業務やシステム関連のコンサルティングに従事していましたが、 事業戦略・事業成長にチャレンジしたいという想いが高まってきたこと、「ブランド」という左脳と右脳を掛け合わせた領域にチャレンジしたいという想いが重なり、入社を決めました。
当社におけるコンサルティングの本質は、「価値を見出し、創る」そして「伝達する」ことだと思っています。 企業を主語にしたプロジェクトであればコーポレートブランドになるし、事業を主語にしたものであれば事業戦略策定になる。 そこに特化しているという点で、やはり業界内でかなり特異なポジションにいると感じますし、だからこそ楽しいですね。
――博報堂コンサルティングの強みや、ここで働くうえでの醍醐味はどのようなことですか
強みは、「ブランド」を軸にした様々なケイパビリティです。コーポレートブランディング、ブランドマーケティング、事業戦略策定、ブランドマネジメントを行う組織づくりなど、 ブランドに関連するコンサルティングファームとしては他と比較にならない国内随一の知見があると本当に実感しています。
また、当社では、個人の学習と挑戦が奨励されています。個人が実現したいこと、取り組みたいことを尊重して外部のセミナーや書籍購入などが認められていますし、 新たに学んだことをプロジェクトワークに取り入れて挑戦するなどにも寛容な組織です。私自身、既存の知見を活用するだけでなく常に新たなことを学び続けていますし、 新しい業界・顧客で新たな挑戦をし続ける環境であることは仕事のやりがいになっています。
それから、プロジェクトの種類も他のコンサルファームと明確に違う点です。博報堂グループということもあり、 日本を代表する企業のコーポレートブランディングなど、あまり経験できない案件が多数動いています。 博報堂の営業やクリエイティブスタッフと連携することもあり、グループの様々なメンバーと協働できるのも醍醐味の一つかも知れませんね。――これまで携わられたプロジェクトの中で、どのようなことに苦労しましたか
入社直後、あるプロダクトのローンチに伴うマーケティング戦略の立案から実行までをすべて請け負うというプロジェクトに携わりました。
その時は非常に苦労したことを覚えています。業務量が非常に多かっただけでなく、ベースの思考力を身に着けるのが大変でした。
それまでの経験でロジカルシンキングやファシリテーションなどのテクニカルなスキルは身に着けていたのですが、 ブランド戦略の立案は様々な目に見えない概念を扱わなければなりません。正解のない中で、深く広く、かつ筋がよい思考を求められるので、 それまで経験してきたこととは次元が違っていて。とにかく徹底的に時間をかけてコミットし、「本質的に考えるとはなにか」を 考え続けたことで乗り越えることができました。これによって、私自身のOSをアップデートしたような感覚を持っています。――ワークライフバランスや働く環境についてはいかがですか
ワークライフバランスは比較的良いと思います。たとえば私は共働きで子供がいるのですが、基本的にリモートワークで、子供のケアをする時間はミーティングを避けるというフレキシブルな働き方が認められています。 また、同僚ともそのような働き方を互いにリスペクトしています。
ただ、やはりきちんとした思考力を獲得するためには、一定程度のコミットメントが必要だし、そのためにひたむきにチャレンジする必要はあります。
また、プロジェクトの繁忙状況によっては夜遅くまで働くこともあります。
社員同士の関係は非常にフランクですね。一般的にイメージする上司・部下の関係よりも友達に近い感覚ではないかと思います。 たとえば、当社には年度末に社員研修旅行があるのですが、「面倒だな、行きたくないな」という感覚よりも「仲のいい人たちと行く旅行だから楽しみだよね」と話しています。
実際に参加率もかなり高いと思います。社員同士の距離が近いですね、ちょうど良い規模感の組織なのだと思います。――最後に、博報堂コンサルティングに興味を持っている方へのメッセージをお願いします
博報堂コンサルティングは、ブランドを軸に企業経営にまつわる様々な挑戦ができる稀有な会社だと思います。大手コンサルティングファームに比べて様々な仕組みが整っているわけではないため、自ら考え・学び・成長できる方がフィットするのではないでしょうか。
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SENIOR MANAGER
鈴木 雅陽
SENIOR MANAGER
鈴木 雅陽
プロフィール
慶応義塾大学院政策・メディア研究科修了後、博報堂コンサルティングに入社。在学中に企業とのブランドに関する共同研究に取り組み、博報堂コンサルティングに入社後もブランドを梃に事業戦略、新規事業、マーケティング、社内・社外へのコミュニケーション戦略に関する課題解決を支援。国内の電機機器、食品、自動車、通信、放送会社などをはじめとするBtoC・BtoBを問わず幅広い業種の企業のプロジェクトに従事。主な賞歴はグッドデザイン賞、TIAA(東京インタラクティブアドアワード)特別賞、モバイル広告賞マーケティング部門受賞など。
業務において心掛けていること
机上の空論で終わらないビジネス変革の価値を出すことを心掛けています。ブランドコンセプトの構築やクライアントが抱える課題解決について、実現までつなげる為のスペシャリストとして、必要に応じた実業務サポートや、クライアント自身の「人」をも変革させることで、その変革を実践のレベルまで落とし込めるようブランド起点で一貫して取り組んでいます。
新卒で博報堂コンサルティングに参画する意義
博報堂コンサルティングに新卒で入社してよかったことは、若手の内からある程度裁量を任され、様々な知見の獲得やスキル習得ができたことです。「ブランディングやマーケティングが好き」「ルーチンワークが嫌い」「様々な業界や企業のことを深く知りたい」「タフな環境で研鑽したい」これらの言葉に反応したなら、恐らくあなたは博報堂コンサルティングで面白く仕事ができると思います。我々の仕事は毎回異なるアウトプットを必要とされます。考え方の基本的なフレームワークは類似しても、企業の抱える課題や背景、社会や生活者の動向、様々な要素をもとにPJごとに最適解を導出することを求められます。逆に「考えること」や「新しいことを学ぶこと」が苦手な方にはおススメをしません。一緒に楽しみながら面白い仕事を作っていける方を心待ちにしています。
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SENIOR CONSULTANT
牛田 奈緒子
SENIOR CONSULTANT
牛田 奈緒子
プロフィール
東京大学大学院理学系研究科博士課程中退後、博報堂を経て博報堂コンサルティング入社。企業・事業ビジョン策定とその浸透を主軸に、食品、化粧品等のブランド・マーケティング戦略策定に多数参画。
業務において心掛けていること
当然のことですが、私たちが担当する企業・事業・商品はクライアント様のものであり、プロジェクトで導きだした戦略はクライアント様が動かないことには実行されません。このため、目の前にいるクライアント担当者様自身がその解決策に心から賛同してくれるか?さらにはその後ろにいる何千・何万の従業員の方が、ご自身が働く会社にもっと愛着が持てるようになるか?を考え、「実行したくなる解決策」であることを大事にしています。
博報堂コンサルティングの業務の魅力
最大の魅力を挙げるならば、常に刺激や発見にあふれる“飽きない”仕事だという点でしょうか。前職も含めて長く多くのクライアント様に接していますが、クライアント様の業種やご相談内容が類似することはあっても、1つとして似たプロジェクトはありません。社会や生活者の潮流、クライアント様の社風や意思、そしてどのようなメンバーでプロジェクトチームを組むかによって、プロジェクトプロセスも、導き出される解決策も全く異なることが、私にとっての面白さであり同時に難しさでもあります。